ニートから社会復帰するときに考えておきたいこと…
あなたが大切にしていること(大切にしていきたいとこと)はなんですか?
- 責任を果たす
- 約束を守る
- マイペースでいる
- 結果を出す
- 楽をすること
- 相手を思いやる
- 何事も楽しむ
- リラックスする
- 自分らしくある
- 誠実である…
などなど、
仕事、学業、私生活、趣味、健康、人間関係などで様々分野があると思います。
どれも大切なことですよね^^
こういったことを含めて“人生の秘訣”とも言える大切なこととして、よく挙げられるものがいくつかありますが…
そのなかで、今回は“自分自身を認める”について考えていきたいと思います。
自分自身を認められない
自分が好きじゃない
自分が嫌い…
と言う人は、
社会に復帰しても…
どこに行っても、どのような仕事に就いても、
誰と一緒に居ても、苦しさを感じ…
人生の中で、心の底から楽しんだり、幸せを感じることは難しいかもしれません。
そこで、今回は、
- “自分自身を認める”ことの大切さと、
- 自分を自然に認められるようになるための簡単な“心理ワーク”
をご紹介します。
若干深いテーマのようですが、内容としてはごくごく簡単なものですので、気楽にお読みください(^_^)
ニートから社会復帰するために大切なことって?

もう一度社会に出るために何が大切になるか?それは人によってそれぞれ。あなたの場合はどうでしょう?
- 強い自分になりたい
- 感情をコントロールしたい
- コミュニケーション力・人間関係力を高めたい
- 本当にやりたいこと、やりたい仕事を見つけたい
- 仕事で使えるスキルを身につけたい
- 稼ぐ力をつけたい
- 信頼される人間になりたい
- 気配りが出来る人間になりたい
色々な側面で、それぞれ色々な事柄・要素が挙げられますね。
これらに、ぜひ付け加えたいのが、今回のテーマてです。
それは…
“自分自信を認めること”
です。
- 自己肯定感
- アイムオーケーという感覚
- 自己否定がない(少ない)
- セルフイメージが適切、もしくは高い
自分自身を認める、アイム・オーケーという感覚があれば、
自分がオーケーですから、
相手もオーケー、
世の中もオーケー。
相手を変えようとせずにすみますし、何をするにしても押付ける必要もなくなります。
たとえば、あなたから見て、
- 大学や専門学校を卒業して、新卒で企業や公官庁に務めている人
- 学校の先生を目指し、講師として頑張っている人
- 社会起業家として福祉事業をやっている人
- 地元の方々に押されて市議会議員になった人
こうした方々は、立派な人たちであって、
「きっと自分にオーケーを出せているのだろう」
と想像しませんか?
確かに自分に満足し、自分を認められている人もいると思います。
でも、人は往々にして、上に上があり、“もっと良くなること”を目指して、その基準・目標に達していない自分を卑下してしまうことも少なくありません。
あなたは、自分を認めるのは、
「社会復帰できたら」
「就職できてから」
「就職して1年以上続けられたら」
「就職して自立できたら」
など、
一定の基準をもたれていると思います。
でも、そういったことをすでに達成している人たちが、実は、
自己嫌悪や自信のなさに悩んでいるもの。
ですので、
“今の自分を認める”ことと、その方法を意識的に学ぶ必要があると思っています。
人生の成り立ち
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ここで考えておきたいのが、私たちの人生はどのようになりたっているか?ということです。
人はだれでも、幸せになろうとして、良い人生を生きようとして、いろいろな取り組みや努力をしたりします(執着することあります)。
例えばどんなことがあるでしょうか?
- 良い大学に入って、良い企業に勤め、社会に貢献する。
- 安定した公務員になる。
- 学生起業して、若くして経営者として成功する。
- 投資をする、FXで儲ける
- 国際ボランティア団体に所属し、へき地に医療や食料を提供する
まず、注目するのは、
“何をやるか”
“どうやってお金を稼ぐか”
“どうやって社会に貢献するか”
といったことだと思います。
ここで、合わせて考えておきたいのが、“人生の成り立ち”。
人生は、以下のような流れで成り立っています。
私たちは、
まず、結果を得るために何かしら行動します。
そして、その行動の質や量に強く影響するのがその人の感情や心理状態です。流れとしては、
- 感情 → 行動 → 結果
となります。
そして、
ポジティブな感情を起点にするか、
ネガティブな感情を起点にするかで、
行動の仕方、結果に影響します。
- ポジティブな感情 → 前向きな行動 → 結果(良い結果になりやすい)
(就職する意欲が強い → 前向きに就活する → ニートから社会復帰・就職)
- ネガティブな感情 → 後ろ向きな行動 → 結果(望まない結果になりやすい)
(就職する意欲が弱い → 就活を始めてもすぐに諦める → ニートから社会復帰できず・就職もできない)
そして、“何が感情をつかさどるか”がさらに重要。
根本的には“何を信じているか”が大きく影響します。
つまり、私たちの人生は、
- 信念 → 感情・状態 → 行動 → 結果
という流れで出来上がっていきます。
信念とは、例えば…
- 自分でもマイペースで始めればきっと就職できる
- 自分なんかじゃ就職できる会社は一つもない
などと、“心の底で信じていること”。
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どちらの信念をもっているかで、感じる感情、行動、得られる結果が全く変わってきそうですよね?
“心の底”というのがポイントです。
心の表層よりも、底の深いところで信じていることの方がより、力が強い。その人の心理状態、考え方、性格、行動スタイルに影響していきます。
そして、ニートのような生活を長く続けてしまうと、自分を責めてしまいますよね。
そんなネガティブな思いを持っている人ほど、“自己肯定感が弱い”ということになります。
自己イメージが人生を決める、イメージの応じた人生にもなります。
ネガティブな側面を見がちな日本人
日本人の特徴として、“ネガティブなこと”や“欠けている部分”を意識する傾向が強いことがあります。
その欠陥を探し対処する意識の強さが、「ものづくりの日本」を支えてきたと言われています。
だから、多くの日本人が自分に対しても、他人に対しても欠点を探してしまいがち。
ですので、普通に育っていると、自己否定的になりがちなんです。
一方で、成功している人、例えばプロゴルファーの石川遼選手は、それとは真逆の育て方をされたようですね。
自分を認められない・自分を好きでない人は…
- どこで何をしてもだれといても不幸、つまらない。
- 自信もてない。人生にも自信持てない。人間関係に不安をもつ。
- 自分に自信が無いので自分を明け渡せない。人の話を先入観無しで聞けない。
- 自分を認められない人は、人を認めることもできない。
私たち日本人は、「楽天的なラテン系の方々」を見習って、もうちょっと自己肯定的であることは意識するようが良いと思います^^
自己否定がない人、自信に満ちあふれた人と言えば?
自己否定がない人、自信に満ちあふれた人って羨ましいですよね。
例えば、前出の石川遼選手のように成功を納めることにもなりやすいです。
そんな人って、限られた一部の人だけでは?
確かに、そんな気もしますよね。
でも、実は、自己否定がない、自信溢れる人って世の中にはたくさんいらっしゃるんです。
すごく素敵な方々なので、誰もがその人の事が好きになってしまいます。
それはどんな人たちだと思いますか?
あなたの周りにもたくさんいらっしゃるかもしれません。
その素敵な人たちとは…

それは、幼い子供たちです。
子供たちがいつも幸せそうにしているのは自己否定が無いからです。
幼い子供たちが「自信をなくしている」ということもありませんよね?
すべてできる・可能と思っています。
宇宙飛行士になりたい!
お嫁さんになりたい!
お花屋さんになりたい!
つまり、幼い子供たちは自分自信を認めていると言うこと。
それが、多く子供たちは、大人になるまでには自己否定感を植え付けられてしまいます。
同じく、自己否定感を植え付けられて育った大人たちによって…。
だから、自分で自分を認めることを始めると良いと思うのです。
自分自身を認めるためのイメージワーク
まずは、自分自身を客観的に眺めることから始めます。
客観的になることによって、自分から距離を置きます。
自分から距離を置く=自己否定感からも距離を置くということです。
①目の前に自分の姿をイメージする
(最初はぼんやりでもOK。練習すればイメージできるようになってきます)
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②自分自身をイメージできたら、初めて出会う人のように眺める
「どんな人だろう?」とか「何を考えているのだろう?」する。(“他人”になったつもりで、目の前の人(=自分)を眺めます)
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必死なのか、懸命なのか?
焦っている?怒っている?困難な状況でも淡々としている?楽しんでいる?
何をしている?表情は?何を感じている?
どんな思いで、それに取り組んでいる?そんな思いで、その状況にいる?彼にインタビューもできます。
「あなたは何を大切にしてるんですか?なぜそんなに頑張ってるの?なぜそんなに黙々と・淡々できるの?その状況でよく楽しめますね?どんなことを考えているんですか?」
彼・彼女とコミュニケーションしてみましょう。
③近づいて、イメージの中でその体に触ったり、感じたりもする
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その人(=自分)を観察して、コミュニケーションしてみて、彼のことをどう思いますか?
「心が弱いようにみえるけど家族思いの優しい人だ。彼なりに頑張ってきた」
「周りにばかり気を使って、疲れているみたいだ」
「引きこもっているけど、実は内側で熱い思いをもってるらしい。」
「外に出たいという思いは本物みたいだ」
(その人の良いところ、頑張っていることが分かったら、イメージの中でぜひハグをしてあげて下さい!承認してあげてください)
以上、久しぶりに社会復帰して行くために、
- まずは、自己否定感を和らげていくこと、自分を認めることの大切さ
- 自分を認めるために、自分自身から距離を置く(客観的になる)ワークをご紹介しました。
本当の意味で、あなたを認めてあげられるのは、あなただけだと思います。
自己肯定感が、信念に強く影響し、社会復帰にむけてどんな感情を感じるか、どんな行動をとるかにつながります。
前向きな感情を感じ、積極的に就活するほど、良い結果にも結びつきやすくなります。
少しずつマイペースで、自己肯定感を感じられるように練習されると良いと思います^^
ニートから社会復帰へ。あなたのベイビーステップは?
ここまで、社会復帰へ向けて、自分を認めることのと大切さ、“練習方法(イメージ法)”などをご紹介していきました。
自分を認めること…これも練習だと思います。そして、イメージワークと平行して、具体的な行動も起こしていくこと。
初めは小さな一歩が良いと思います。
就職などに向けて、あなたのベイビーステップは何でしょうか?
ニートからの社会復帰を支援する東京都の“若者支援事業”
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ニート、フリーター、無職状態の方々を支援する東京都の “若者正社員チャレンジ事業”という就活サイトはご存知ですか?
経験や経歴を気にしなしなくても就活ができるようです。ニート脱出のベイビーステップとして、こうしたサイトをまず眺めてみるといいかもしれません^^
『TOKYO START LINE “若者正社員チャレンジ事業”』公式サイトを早速見てみる→